≪接着・原賀塾≫

講師:(株)原賀接着技術コンサルタント

首席コンサルタント、工学博士

原賀康介

最新回は<第23回>です。

 

<第23回>の目次

11.接着の内部応力

11.8 内部応力に影響する諸要因

(5)接着剤のはみ出し部

(6)接着剤の硬化

  1)短時間硬化

  2)急速加熱、急速冷却

(7)接着剤の後硬化

(8)ヒートサイクルによる応力緩和

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 < 目 次 > 

<第1回> (2024年2月2日掲載)

  「接着・原賀塾」の開講に当たって... 2

  1.接着の品質確保は世界的に要求されている... 2

  2.接着は<特殊工程>の技術... 3

<第2回> (2024年2月10日掲載)

  3.<高信頼性・高品質接着>とは... 5

  4.<高信頼性・高品質接着>を達成するためには... 5

<第3回> (2024年2月20日掲載)

  5.接着設計技術、接着生産技術における要素技術と検討内容... 7

  5.1 接着設計技術... 7

  (1)機能設計...  7(2)材料設計...  7(3)構造設計... 8

  (4)工程設計...  8(5)設備設計...  9(6)品質設計

<第4回> (2024年2月27日掲載)

  5.2 接着生産技術

  (1)部品管理 2)材料管理   3)工程管理

  (4)設備管理 5)検査・品質管理

 <第5回> (2024年3月9日掲載)

  6.高信頼性・高品質接着達成のための開発段階での作り込みの<目標値>

  6.1 破壊状態

  (1)接着部の破壊箇所と名称  2)良い破壊と良くない破壊 

  (3)凝集破壊率        4)破壊状態と接着強度の分布の形

<第6回> (2024年3月20日掲載)

  (5)凝集破壊と界面破壊の信頼性(内部破壊発生開始強度)

  (6)界面破壊が生じる原因  (7)材料破壊について

<第7回> (2024年3月28日掲載)

  6.2 ばらつき

  (1)ばらつきの程度を表す指標<変動係数Cv

  (2)変動係数Cvの作り込みの目標値

  (3)変動係数の大きさと破壊状態の相関性

  (4)変動係数とばらつきの大きさ

  (5)変動係数の要求値は時代と共に変化している

  (6)信頼性や品質向上には、平均値を上げるより変動係数Cvを小さくするのが良い

  (7)ばらつきには接着試験片の出来栄えも影響する

  (8)変動係数Cvを求めるためのサンプル数

  6.3 必要強度

<第8回> (2024年4月6日掲載)

  7.初期室温での必要強度と必要Cv値を簡易に求める<Cv接着設計法>

  7.1 <Cv接着設計法>とは

  7.2 設計するときに知りたいこと

  7.3 設計するときに考えねばならないこと

  7.4 <設計許容強度>の低下要因と考え方

   (1) 接着強度の分布の形

   (2) 接着部に加わる力と発生不良率

   (3) 要求信頼度 - 許容不良率 と 許容不良率の上限強度p

   (4) ばらつきの指標 - 変動係数Cv と ばらつき係数d

<第9回> (2024年4月13日掲載)

   (5) 工程能力指数Cp ,CpL

   (6) 工程能力指数CpL から 信頼性指数R へ

   (7) 信頼性指数R,許容不良率F(x)、ばらつき係数d,変動係数Cv の関係

   (8) 劣化による接着強度の低下とばらつきの増大

   (9) 接着強度の温度依存性 -温度係数-

   (10) 接着強度を破断強度で考えてはいけない -内部破壊と内部破壊係数-

   (11) 安全率

<第10回> (2024年4月21日掲載)

  7.5 <設計許容強度>の低下要因と考え方 -まとめ-

  7.6 必要な<初期室温平均値μR0>の算出式

  7.7 【補足】 (14)式、 (15)式の求め方

  7.8 計算例

  7.9 (参考)界面破壊で変動係数が大きい場合の計算例

  7.10 <Cv接着設計法>のExcel計算シート

  7.11 最後に考えること

   (1) 必要な接着強度と部品自体の強度の関係

   (2) 接着部の構造設計

   (3) 凝集破壊率の向上

 <第11回> (2024年5月5日掲載)

  8.ばらつきの少ない引張せん断試験片の作製方法

  8.1 対象試験片

  8.2 接着強度のばらつきに影響する因子

  8.3 試験片の作製方法

   (1) 準備するもの

   (2) 試験片作成の手順

<第12回> (2024年5月16日掲載)

   (2) 試験片作成の手順 (つづき)

  8.4 引張りせん断試験時の注意点

   (1) 支持体の取り付け

   (2) チャック間距離

   (3) チャッキング

   (4) 引張速度

   (5) 測定時の温度

<第13回> (2024年5月26日掲載)

  9.凝集破壊率を高くするには

  9.1 接着における結合の種類

  9.2 分子間力による結合

   (1) 分子間力

   (2) 水素結合

   (3) 極性基

   (4) 表面張力と表面自由エネルギー

   (5) 表面自由エネルギーが高い表面は水で覆われている

   (6) 表面の吸着水と接着剤との水素結合

   (7) 接着剤と被着材表面との分子間の距離

   (8) 接触角、表面濡れ指数

   (9) 接着に必要な表面自由エネルギーはどのくらいか

   (10) 空気中にあるものの表面自由エネルギーは接着に十分か

<第14回> (2024年6月6日掲載)

  9.3 凝集破壊率を向上させるには  (その1)界面での結合力を強くする

  (1)弱境界層(WBL層)を除去する

  (2)表面自由エネルギーが低くなった表面層を除去する

  (3)表面積を増やす

  (4)表面に極性基を付与して表面自由エネルギーを高くする <表面改質>

  (5)表面を安定化させ、接着剤との結合性を向上させる

<第15回> (2024年6月16日掲載)

  (6) 界面での接着欠陥部を無くす   接着剤と被着材表面の分子同士の距離を近づける

  9.4 凝集破壊率を向上させるには  (その2)界面に加わる応力を低減する

  (1) 内部応力の発生

  (2) 外力による<応力集中>

<第16回> (2024年7月1日掲載)

  10.硬化した接着剤の物性

  10.1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂

  10.2 ガラス転移温度Tg

  10.3 粘弾性体

  (1)弾性体、粘性体、粘弾性体

  (2)クリープ

  (3)応力緩和

  (4)速度依存性

<第17回> (2024年7月16日掲載)

  11.接着の内部応力

  11.1 内部応力によって生じる不具合

  (1)接着特性の低下

  (2)接着される部品の機能・特性の低下

  11.2 内部応力の種類

  11.3 接着剤の硬化に伴って生じる<硬化収縮応力>

  (1)硬化収縮応力とは

  (2)硬化収縮応力による被着材の変形

  (3)硬化収縮応力の発生過程

  (4)体積収縮率と線収縮率

  (5)硬化収縮応力に影響する因子と低減法

<第18回> (2024年8月1日掲載)

  11.4 加熱硬化後の冷却過程で生じる<熱収縮応力>

  (1)熱収縮応力とは

  (2)熱収縮応力による被着材の変形

  (3)熱収縮応力による接着部や被着材の破壊

  (4)熱収縮応力の発生過程

  (5)加熱硬化後の<内部応力>に影響する因子と低減法

<第19回> (2024年8月18日掲載)

  11.接着の内部応力

  11.5 使用中の温度変化で生じる<熱応力>

  (1)熱応力とは

  (2)温度による<熱応力>の変化

  (3)<低温>には要注意

  (4)熱応力に影響する因子と低減法

  11.6 吸水によって生じる<吸水膨潤応力>

  (1)<吸水膨潤応力>とは

  (2)接着剤の吸水膨潤による被着材の変形

  (3)吸水した状態での高温、低温使用によるはく離

  (4)被着材の吸水膨潤による変形とはく離 

<第20回> (2024年9月2日掲載)

  11.接着の内部応力

  11.7 被着材の変形によって生じる応力

  (1)部品全体の温度むらによる変形

  (2)はめ込み接着における部品の変形

  (3)部品内部の温度勾配による変形

  (4)部品のスプリングバックによるクリープ力

<第21回> (2024年9月16日掲載)

  (5)異種材料の嵌合接着におけるクリアランス(接着層厚さ)の変化

 1)線膨張係数が 軸部品A>穴部品の場合

 2)線膨張係数が 穴部品B>軸部品の場合

   3)嵌合接着での内部応力に影響する因子と対応策

<第22回> (2024年9月29日掲載)

  11.8 内部応力に影響する諸要因

  (1)接着部の構造

  (2)部品の剛性(厚さ)、接着剤の収縮率と弾性率

  (3)隅肉接着

  (4)接着層厚さの不均一

<第23回> (2024年10月15日掲載)

  (5)接着剤のはみ出し部

  (6)接着剤の硬化

   1)短時間硬化

   2)急速加熱、急速冷却

  (7)接着剤の後硬化

  (8)ヒートサイクルによる応力緩和

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